- 2021年10月8日
はじめに
こんにちは、ユニフェイスの岡田です。
今日はListsとやらを触ってみようと思います。
というのも、過去の案件(今でも定期的に改修しているけど)でゴリゴリにSharePointをカスタマイズしておりまして、カスタムリストにはそれなりに思い出が詰まってるんですよね( ˘ω˘ )
なのでSharePointから満を持して(?)独立したListsをごねごねしてみたいと思います!
さっそく試すぞ!
Listsにも他のMicrosoftアプリ同様にデスクトップアプリ版とブラウザ版があるご様子。
私はデスクトップアプリ版の方で試そうと思います。
今回作成したいテーブルはこんな感じ。
![](/wp-content/uploads/2021/10/image-1.png)
実は私、広報業務も兼任していて、そこのデータを未だExcelで管理しているんですよね~~~。
なのでこれを機にListsへ移動してやろうという算段です。
実際はもうちょっと色んなデータを入れたいのですが、ひとまずベース中のベース部分だけで実験です。
リストの追加
「+新しいリスト」ボタンをクリックすると、どんなリストを作るか選択させるダイアログが出てきました。
![](/wp-content/uploads/2021/10/step001-1024x555.png)
用途によってテンプレートが用意されていたり、Excelから取り込めるみたいですが、そんなものないので「空白のリスト」をクリック。
リスト名と説明の入力フォームが出てきました。
![](/wp-content/uploads/2021/10/step002-1024x555.png)
まずはリスト名です。
日本語名にしても大丈夫だとは思うのですが、かつてSharePointをもりもりカスタマイズした身としては、恐らくこのListsも InternalNameと DisplayName を持っていると思うんですよね。
そしてSharePointでは、最初に入力された値を InternalNameと DisplayName にそれぞれ設定していました。
更に言うと、以降は DisplayName しか変更できず、InternalName を変更したい場合は一度列を削除するしかない、という仕様でした。
もしListsも同様の仕様だとして、気軽に日本語名にしたが最期、InternalNameに日本語が設定されたらイヤだな……
ということで、いったん英語でリスト名を入力。
次は説明です。
かつてのSharePointは discription プロパティがあるだけでした。
のでListsの構造も同じであることを祈って、ここは強気に日本語で入力!
あとは色とかアイコンとか選べるみたい。
右の豚の貯金箱可愛い…けど意味分からんので、マスタっぽさが多少でも出そうなバインダー?のアイコンにしておきました。
最後に保存先を選択します。
マイリストか、Teamsに登録されているチームを選択できるようでした。
今回は広報用のリストを作成しているので「広報部」のチームを選択。
サイトナビゲーションには表示される必要ないのでチェックは外しておきました。
※サイトナビゲーションはSharePointのサイドメニューです。
![](/wp-content/uploads/2021/10/step003-1024x555.png)
「作成」ボタンとポチッ!
企業リストが出来ました!
![](/wp-content/uploads/2021/10/step004-1024x555.png)
かつてSharePointでちまちまリスト定義作っていた時よりずっと直感的!
いいですねぇ。
列の登録
さてお次は列の登録です。
企業リストに必要な列はIDと企業名ですが、IDはListsが内部的に管理していると思うので、企業名列を作りましょう。
企業名列を追加しようと思いますが、しかし、最初から既定の列として「タイトル」列があります。
不要な列があっても無駄なので、せっかくだし、ここを企業名としましょう。
とはいえ「タイトル」のままでは意味が分から無くなる未来が見えているので、名前を変更してやりましょう。
列名横のアイコンから「名前の変更」メニューを選択して列名を「名前」に変更してみました。
![](/wp-content/uploads/2021/10/step005-1024x555.png)
無事列名が変更されました~。
ちなみにタイトル列の名前を「名前」と日本語にしたのは既存の列の InternalName は変わらないSharePointの特性があるから(そして恐らくListsもそうだから)。
列を新規追加する場合は英数文字の方が安全な気がしますね。
![](/wp-content/uploads/2021/10/step006-1024x555.png)
では同じように媒体リストもちゃちゃっと作ってみましょう!
タイトル列の表示名も「名前」に変更しておきます。
![](/wp-content/uploads/2021/10/step007-1024x555.png)
さて、続きましては列の作成です。
媒体種別と概要、URL、企業IDの列が必要です。
それぞれ作ってみましょう。
まずは簡単そうな「概要」列から。
この列にはそこそこの文字数が入力されることを考慮して、複数行テキストで作成しようと思います。
※Listsでも1行テキストは255文字までしか入力できない仕様だったので。
「列の追加」を押すと、作成する列の種類の選択を求められました。
パッと見た感じ、SharePointの定義とあんまり変わりありませんね。
![](/wp-content/uploads/2021/10/Step008-1024x555.png)
列の種類を選択すると、右側に列定義の入力フォームが現れました。
![](/wp-content/uploads/2021/10/Step009-1024x555.png)
さっそく入力していきましょう。
列名はリスト名同様、ここも InternalName に設定される可能性を考慮して、英数字で命名します。
説明は日本語で入力して、既定値はなし、計算済みの値も使用しないのでチェックはなし。
「その他のオプション」を展開すると、さらにいろいろ設定できますが、今回特別に設定はしません。
![](/wp-content/uploads/2021/10/Step010-1024x555.png)
ちゃんと追加されました!
![](/wp-content/uploads/2021/10/Step011-1024x555.png)
この調子でじゃんじゃか作りましょう。
URL列はハイパーリンクで、媒体種別は選択肢で作成します。
分かり易い入力フォームで簡単に追加出来ました!
![](/wp-content/uploads/2021/10/Step012-1024x555.png)
やはりおまえか参照列…
さて残すは企業ID列です。
この列には企業テーブルのIDを外部キーとして持たせたいです。
しかし一覧にはそれっぽい列がない……
![](/wp-content/uploads/2021/10/Step008-1-1024x555.png)
ちなみにその他には何があるの?
ってことでポチっとしてみた。
ホワーーーッSharePointに飛ばされたーーーッ!!!
どうやら従来の参照列(他のリストの参照値を持てる列)はSharePointからじゃないと設定できないみたいですね……
参照列を含む特定の列は、一部の設定が変更できないからでしょうか…ナゾ。
ふふ…それにしても懐かしい画面……( ˘ω˘ )
慣れた手つきで列を設定します。
![](/wp-content/uploads/2021/10/Step013-1024x555.png)
参照列を選択すると、どの列を参照するのか求められます。
![](/wp-content/uploads/2021/10/Step014-1024x555.png)
今回は企業名が入っているタイトルを参照しました。(名前変えてもこちらの設定画面では反映されないのですね…)
さて、どうして企業名なのか。欲しいのはIDなのに。
その理由は参照列で持っている値にあります。
SharePointは参照列の値を Id;#Value で持っているのです。
つまり今回設定した内容だと、Id;#企業名 となるわけですね。
Valueも持ちつつIDも持ってるなんて便利!(自己暗示)
ともあれ、何とか無事リストを完成させられました!!ヤッター
![](/wp-content/uploads/2021/10/Step015-1024x555.png)
あとはここにレコードを追加すればListsを使えるってわけですね!
データベースのめんどっちぃアレコレをしなくて済むのはほんとうにLists(SharePoint)様様って感じです。
IDやタイトルとか、登録更新日時、登録更新者などなど、基本的な列は設定しなくても保持してくれていますしね。
ちょこっとDBっぽい感じのデータ管理したいならかなりお手軽で便利だと思います。
ブラウザから使えるのも便利だしね。
さいごに
体感としては、うん、まんまSharePointから独立させたんだね…SharePoint経験者には実に馴染みやすかったよ……( ˘ω˘ ) という感じです。
さて、次回は登録したデータにアクセスしてみる回をやってみようと思います。
SharePointをカスタマイズしていた時はCAMLに相当苦しめられましたが……さてさてListsはどうなんでしょうねぇ……(不穏)
長々とお付き合い頂きまして、有難うございました。